3D映像

現在大きく取り上げられ話題となっている3D映像。
3D映像には大きく分けて4種類の表示方法がある。

1, サイド バイ サイド
2, トップ アンド ボトム
3,フレーム バイ フレーム
4,インターリーブ

これらは方式は同じでもその目的は同じ。2ストリームのビデオ映像を同期させ重ねる事で2Dでしかみる事のできなかった映像に奥行き感を出そうというのが狙い。

この2ストリームのビデオは言ってしまえば人間が物を見るときに使う右目、左目の要素を担っており、両者を調整する事で人間が対象物の形状を判別する方法をそのまま映像出力方式に採用しているのだ。

サイドバイサイド方式の場合は重ね合う2つの映像をピクセルごとにそれぞれの横に配置する。つまり・・・・
Lch側映像    Rch側映像
LLLLLLLLLL    RRRRRRRRRR
LLLLLLLLLL RRRRRRRRRR
LLLLLLLLLL RRRRRRRRRR

この二つの映像をサイドバイサイド方式で重ねると、
LRLRLRLRLRLR
LRLRLRLRLRLR
LRLRLRLRLRLR

となる訳だ。

トップ〜ボトムはこのピクセルの順番が横ではなく上下になる。
フレームバイフレームの場合はそのままでフレーム毎にLch、Rchが入れ替わる。

インターリーブはインターレースと同じ要領でラインバイラインとも呼ばれている。
上記と同じように2つの映像重ねるとこの場合は

LLLLLLLLLLLL
RRRRRRRRRRRR
LLLLLLLLLLLL
RRRRRRRRRRRR

となる。3Dモニターはこの方式をとって居る物が多く、モニタリングに最も適した表示方法(らしい)と言えるようだ。

しかしどの方法とってもやはり2ストリームのビデオを重ねるのだから対象オブジェクトの輪郭がぶれる。これを矯正し、奥行感を出すために3Dメガネがいるんだけどね・・・
これってあまり実用的じゃない。

もしやるなら3Dグラスの変わりになるような偏光グラス(パネル)を発明し、テレビやモニタの前にそれを配置する事で3D出力をメガネなしで見れる、と。

こんなアイデアは如何ですかね?