HDMI規格とは?

今や家庭用AV家電のほとんどに実装されているHDMI
実際にこれがなんなのか知らずに使っている人がほとんどだろう。

HDMIの誕生の目的は、デジタル放送に伴う著作権保護がそうであった。それ以外でもお隣の国、中国をはじめとするDVDの不正コピー海賊版が出回りクリエイティブ業界は大打撃をくらい、しかも最悪なのが国内でもそのツールが出回り、民生レベルで海賊版のコピーが生成可能となってしまった。

しかもその海賊版を販売するツールも増え、自らが建てたサーバーでダウンロード形式でそれらを販売する輩まで出てくる始末。しかもこういった人間に限って悪意がない。

そこで考えられたのがHDCPと言われているデジタルコピーガード信号だ。

勘違いしている人が意外にいるが、VHSの時代からコピーガード信号は存在し、実際に市販の映画VHSをダビングしようとすると映像が来なかったりする。

デジタルコピーガードの働き方としては、まず再生を行うプレイヤーがHDCP対応である場合、HDMIなどのデジタル信号伝送方式を介して接続先デバイスを確認しに行く。
接続先デバイスがHDCPに対応している場合、プレイヤー側はそれが確認できるとビデオ信号を出力するが、接続先がHDCP未対応である場合は信号を出力しない。

PC/Mac周りではこれらの仕様にうるさく、Blackmagic Design社製品などもHDCPに対応していない。というか対応しちゃダメだろ。掲示板なんかでたまにゲーム画像をキャプチャできないとか民放とか映画がキャプチャできないとか言っている人間を見るけど。自分がやろうとしている事が犯罪行為であること、少し認識した方が良いよね。

違法行為をしていながら掲示板に堂々と書き込む辺り、神経を疑う。

ソフトが先行しすぎたデジタルエイジの悪いとこだ。

HDMI規格は一本のケーブルで音声と映像のやり取りが可能であるという利便性と、著作権保護という目的のため、企画された規格である、ということをまずは認識しよう。

今日はこの辺で。
続きはHDMIのバージョンと推奨ケーブル設定などについて語ってみよう。