HDMIバージョンと罠

仕事が忙しく中々続きがかけない。
まぁこんなブログ読んでる人もいないだろうが・・・いる事を願いつつ・・・

HDMIのバージョンによる違いを簡単にまとめた。
HDMIのバージョンとは、HDMI1.3とかHDMI1.2とか、HDMIの後ろに並ぶ数字をさしており、これによって対応する機器が違う。

幾らカタログ表記されていても読む側にその知識がない限りは全く意味も無い情報なんだが・・・・

HDMI1.1
* DVD Audioを追加

HDMI1.2
  * 信号伝送速度が165mHz
* RGB(深色)24bitをサポート


HDMI1.2a
* CEC(Consumer Electronic Control)の特徴やコマンドセットなどについて仕様書へ正式に書き加えられる。

CECとは、DVDプレイヤーなどによるタイマー録画などのコンシューマーレベルでの制御信号の事を指す。これは民生機なら当たり前のようについてはいる機能であるが、プロ映像機器では殆ど無い機能。更に付け加えるのであれば、CECについては付加の義務はない。

HDMI1.3
* 信号伝送速度がシングルリンクにて340MHz
* RGB(深色)30、36bitをサポート
   * ハンディーカムやデジ一と呼ばれるカムコーダー系の出力に採用されているミニHDMIのポートをサポート

HDMI1.3a
* Type Cのためにケーブルとシンクを変更
* CEC静電容量のリミットを変更
* RGBビデオの量子化範囲を明確化
* オーディオ制御コマンド形式に変化したタイマーコントロールを復活させたCECコマンドを追加
* 同時にリリースされた承諾試験仕様書を含む

各規格によってこれだけ差異があるため、機器の対応している規格毎で使用可能であるソースが変わる。たとえばHDMI1.2規格に対応している機器と1.3対応機器とでは再生可能である色空間の深度が変わるため互換性は無い。
「同じRGBなんだから」
という素人丸出しな発言をしないようにしたいものだ。

また、上記のHDMI規格ではコネクタのピンアサインも異なり、ピン数も変わるため使用するケーブルも専用、もしくは対応である必要がある。注意したいものだ。

何時になるかわからない次回はEDIDについても軽く触れてみたい。