レンダリング秘奥義!?

遊びで使うには高すぎるが、家族のビデオや走行会のビデオを夜な夜なPremiere Pro CS5で編集をしている。今のマシンは既に時代に取り残されたQuad Coreモデル。
先日の編集作業では20分くらいの尺のデーターにレンダリングをかけるとPCが落ちるというトラブルが発生。

ところで、PremierePro でレンダリングをかける際に、注意しなければいけない事が一点。
環境設定内のレンダリング優先がデフォルトでは“パフォーマンス”になっているのでこれを“メモリ”に変えなければいけない。これをやっておかないとレンダリング時にPCスペックが生かせず、ちゃんとレンダーを完了させる事ができない。

で、もちろん自分のマシンにはこの辺りの設定はやっているのだが、マシンの落ち方がどう見てもCPU負荷の増大で落ちているように見える。
ダメ元でタスクマネージャーより負荷を監視しながらの作業を行った。



まずこの状態がAdobe PremierePro CS5を開いている状態。それほどCPUに負荷がかかっていないのは一目了然。この時には既にプロジェクトファイルは開いている状態。






で早速編集箇所のレンダリングを始める。分かりやすいように、作業の開始直前をキャプチャしてみた。これも一目了然でいきなり負荷が100%に増大する。レンダリングを始めてから約10分ほどこの100%の状態が続き、半分も終わった処でPCガ落ちてしまう。







しばらく考えた結果、部屋の温度に気付いた。部屋の温度は約32℃。
PC稼働時のシステム温度をケース内臓のメーターでみると。。。
・・・・・これは熱そうだなぁ・・・・室内温度もだいたい同じ、30〜32℃前後。お世辞にも良い環境とは言えない。これまでに5回、レンダリングで失敗しており、一度失敗し出してからは短い尺のデーターでも落ちる落ちる。
うーん…CPUが熱で暴走したかなぁ…オーバークロックも考えてみたけど、やはりリスクが高いし恐らくそれでも上手く行く気もしない。そこで考えてたのが冷却効果作戦。
エアコンを作動させて部屋を完全に密閉。6畳程度の部屋だからエアコンフル稼働させれば結構すぐ冷える。
室温が24℃程度になったところで初めてPCをスタートアップ。早速PremierePro CS5を開けてレンダリングを開始。
念のため、タスクマネージャーも開きっぱなしでセカンドデスクトップ側で監視を行う。

システム温度は29℃付近で安定している。
エアコンの風の向きを変えてる事で筺体を直接冷やす。更に温度は下がる。
うーん…良い感じ^^最大で26℃まで下がった。さっきとは約8℃の差だ。当然パーツ単位の発熱量も下がっているはず。この状態で様子を見ていると、CPU負荷は98〜100%を行ったり来たりしている。

しかし止まる気配もなく、そのままレンダリングを完了する事に成功。この後も連続していくつかの編集をレンダリングし、無事に終えることができた。CPU自体の処理速度もそうだけど、環境によってこれだけ性能が左右されるってのは凄いなぁ・・・・ブルーフィッシュとかみいたいに自身にハードウェアアクセレレーターなんか搭載していると発熱量も多いだろうし。
環境温度って大事なのね〜〜〜

盲点でした…