Hughes & Kettner TUBE MAN 真空管交換!

ギター弾きの自分のエフェクター予備軍の中の一台、Hughes & Kettner TUBE MAN の真空管交換。このプリアンプ。真空管を使っているのでオーバードライブとかだ凄くイイ感じでかかるので結構気に入ってる。

今はProTools LEを使っているけど、昔はCueBase Userだった頃からの愛用品。これとは別でLine6 PODも持っているけど、それとは別に味があるのでこっちの音の方が局に合う場合もある。

オークションで購入してから一度も真空管交換してなかったのでさすがに音がヘタってきた……TubeManは真空管までのアクセスが非常に面倒いので、実際の作業に至るまでに思い立ってからかなりの時間が経過してから作業へ移った。

Tube Manを愛用している方の役に立てばと思うので以下に手順を記載。

1、
プリアンプの真空管交換開始。作業に必要なのは+ドライバ(電動ハンドがると楽かも)、ラジオペンチ、−ドライバ、10㎜と12㎜ロングソケットのラチェットなど。
まずは写真の側面プラスチックカバーを止めているネジを外す。片側4本、計8本。

2、
こんな感じで外していく。外れると左側のカバーを外したところに、緑と黄色のアース線が基盤から出ているのが見えるので、これをラジペンで挟み、基盤から外す。

コツは勢いよくやらずに丁寧にぐりぐり動かすと外れるのでゆっくり外そう。
焦って壊したら元も子もない。

3、
次にボリュームやEQのポッドを外す。−ドライバをてこの原理で写真のように使い、外していく。これもゆっくり丁寧に。上手くやれば傷は付かないで済むはず。

4、
次はポッドが付いていたネジを固定しているワッシャを外していく。
ここは10mmソケットを使用。ロングソケットが一番良いかな?メガネの類は狭いのでまず無理だと思う。
恐らくこれってインチっぽい気がする。微妙にスカスカ(汗)で舐めちゃいそうだった…

5、
今度は背面側のInput、Output、MixerOutの3箇所のインプットプラグを12㎜のソケットで外ず。これはロングの必要はなく、通常形状でOK。
今回は面倒だったのでロングを使った。

6、
これで中の基盤がフリーになるので、上側パネルと一緒に左側へゆっくりずらしていく。配線等が引っかからないように注意しながらゆっくりずらす必要がある。上側パネルと基盤は配線で繋がっているので要注意!!

7、
上側パネルとソッとめくると真空管を発見!針金の固定治具で止まっているのでコイツを外さんといかん。ラジペンを駆使して外そう!
真空管は12AX7。1500円位で買える。

8、
奇しくも交換前と同じメーカーの真空管だった。相性は問題無いと思ってよいのだろうか…?前の真空管が付いていたトコに取り付け、針金の固定治具を取り付け。針金の固定治具は取り付け前に基盤から外し、真空管をつけてから基盤につけた方がやりやすい。

またこの時に写真では素手真空管を持っているけど、これは絶対にやってはダメ。この後厳重に手の脂を拭き取ったけど(汗)自分でもスッカリ忘れていて、装着してから気づいた・・・・

真空管を取り付けたら逆の順番でネジを締めて完成。

通電確認を必ずしましょう!

とまぁこんな感じ。
手順は面倒だし、さすが海外製って感じ。…H&Kって海外製ですよね(汗)?
非常にメンテ製悪いけどこういう作りの方が機械好きはバラスのが楽しいかもね(笑)